今般、東日本を襲った大震災によって発生した液状化現象により広い地域が被災をうけました。
特に、マンホールの浮上現象は、長い期間下水道が利用できず市民生活に多大な影響をあたえ、
さらに緊急車両の通行にも支障をきたす事例が起こり社会問題となっております。
この対策として、L.D.M.工法研究会は阪神大震災以降、従来使用されている地盤改良工法を活用した、
薬液注入による「マンホール浮上防止」に取り組んでおります。
施工は、特殊な薬剤を使用する工法であり、他工法と違い大きく掘削する必要がないため、
施工するマンホール付近の作業帯が小さくすみ、交通遮断の必要がなく他の耐震工法よりも
施工時間を短縮することが可能であり、しかも「安全施工を第一優先課題」と踏まえ、
「グランドビュアー工法」を活用し、地下埋設物をモニター映像により確認しながら
安全に施工するため、地域住民の日常生活に影響を及ぼすことが少なく作業(薬剤注入)できます。